我が家は築37年の中古戸建てを購入しました。
それまで賃貸マンションに15年住んでいたのですが、家賃の13%値上げと息子が中学に上がるに際して部屋数が足りなくなることが主な理由で、戸建てに引っ越そうとなったのです。
僕ら夫婦は就職氷河期世代で金銭面では苦労してきたこともあり、身の丈に合って無理のない範囲での戸建て選びの結果が、今回の中古戸建ての購入でした。
築37年というと、ぼちぼち築40年に到達するわけで、築40年というとかなり古い家というイメージを持つ人がほとんどではないでしょうか。「ボロいんじゃないの?」と。
僕も、築40年超えてくると茶色い板張りが外壁の見るからに古い家を思い浮かべますが、購入した我が家はモルタル外壁です。
しかもツーバイフォーの大手ハウスメーカー施工ということもあって、内外装ともに多少の古さは感じますが、建物そのものはかなりしっかりした作りとなっています。
最初は立地で選んだのですが、内見に来て、建築したハウスメーカーのことを聞き、図面も見せてもらったら、「この家は買いだ!たぶんすぐに売れてしまう」と直感的に思い、
土曜日に発見→ 翌週水曜日に内見(すでに3番手)→ その週の土曜日に購入の意思表示、という流れの1週間で決めるというスピード購入でした。
1000万円単位の買い物を、そんなにすぐに決めたの!?という声が上がりそうですが、
- 1年間、毎週、金曜日と土曜日にアットホームを真剣にチェック
- そのさらに5年前からゆるく物件をチェックしていて相場感は把握していた
- 条件の範囲にある物件が出たら買うつもりで前もって資金計画をある程度立てていた
- 大学新卒時にハウスメーカーに勤務(とはいえ2年ほどで辞めたけど)
- 宅建の試験には合格済み(だいぶ昔だけど)
- 築40年超の築古戸建てを2戸借金して買って賃貸に出している
というバックボーンがありまして、前もってある程度の資金計画を立てて真剣に探していて、かつ、そこそこ不動産には知識があったので決心できたという訳です。
また、いい物件はすぐに売れてしまうということも知っていましたので、「これは即決しないとダメなやつだ」とすぐに判断しました。
とはいえスピード決断が良いという訳ではありませんので、建物に関する重要ポイントをしっかり見極めて判断することが大切だと思います。
※契約前にインスペクションは入れましょう。
で、キッチン入れ替え、ダイニングとリビングの床を張り替え、というリフォームをして入居に至ります。
そして、この購入にはまったく後悔はなく、大きな金額の買い物ですが、お得度・コストパフォーマンスを考えると、今までの人生で一番良い買い物ができたのではと今でも思っています。
もちろん、たとえば大企業努めの正社員共働き夫婦で予算がふんだんにあるような状況でしたら、土地を買って新築注文住宅を建てたり、中古戸建てでもっと良いものを探せたかもしれませんが、
僕ら夫婦の金銭事情や子どもの学区問題、周りの環境や交通の便等を含めて総合的に考えると、今回の中古の戸建てはとても満足のいく選択となりました。
ですので、我が家と同じように中古物件でマイホームをお探しの方に、少しでも納得がいく良い中古戸建てを買う参考になればと思って、このブログを始めました。